渋滞するバンコクでの効率的な移動のために

  限られた時間内で、多くの訪問先を効率的に廻るには、バンコクの交通事情を十分理解しておくことが大切です。特に調査や見込み先訪問の場合、相手先が土地勘のまったく無い場所にあるケースが多々あります。 訪問計画を作成するに当たり、考慮しておく点を以下に記載致します。

 <渋滞状況は日により全く違う>

  バンコクの渋滞状況は、なかなか読めません。 昨日が空いていたからといって、今日も同じように空いているわけではありません。 基本的にいつも混雑しているのですが、同じ場所の混雑状況が日によりかなり違います。 平日と休日で違いがあるのは当たり前ですが、交通量がほぼ一定しているはずの平日の混雑状況に大きな差が出るのはなぜでしょうか。 
  ひとつの原因として、交差点の信号の時間調節が一定していない事があると思います。実際に走っていると感じるのですが、信号の切り替えが早いと感じる日と、いつまでたっても青信号に切り替わらない日とまちまちです。自動切換え式であれば、いつも決まった間隔で信号が切り替わって、同じような車の流れ、混雑状況となるはずですが、朝夕の混雑する時間帯は、交差点で警察官が手動切り替えしてるケースが多く見られます。 現場の警察官は交通量を見ながら適切に切り替えているのでしょうが、他の交差点との関連から、思いもよらぬ大渋滞が発生する事があります。
  従いまして、移動時間の見積もりは、常に余裕を持って、最も混雑した場合でも遅れることが無いように計画を立てる事が大切です。

 <朝の上り車線、夕方の下り車線は非常に混雑>

  バンコクには上り下りの概念がありませんが、ここでは取り合えず、都心に向かう方向を上り、逆を下りとしておきます。当然のことながら、朝の通勤の混雑は事務所が集中している都心中心部に向かって激しくなっていきます。下り線も各所で信号などのボトルネックがあり混雑するのですが、やはり上り車線の混雑が圧倒的です。 都心オフィスが立ち並ぶラマ1世通り、サトーン通りに向かう道はどこも激しい混雑となります。
     



バンコクの交通情報(グーグルマップ交通情報つき)

朝の混雑は午前6時半頃から始まり、午前9時頃まで続きます。8時前後が最も混雑する時間でしょうか。
夕方の混雑は午後4時半頃から始まり、午後8時過ぎまで続きます。6時から7時がピークのようです。

 <道路のどちら側に目的の場所があるのか>

  バンコクの主な通りは、中央分離帯または分離フェンスにより上下車線が区切られており、交差点や指定Uターン場所以外での右折は出来ません。目的地についても、その建物が道路の反対側にある場合、右折して進入することが出来ないので、いったん通り過ぎた後Uターンして入っていきます。 ここで問題なのは、Uターン場所が都合よく無い事です。時には何キロも過ぎてからUターンする必要がでてきます。空いていれば良いのですが、混雑していれば、そこでまた大きな時間のロスとなります。Uターンだけの為に1時間も掛かってしまうというケースも出てきます。
  ですので、あらかじめ目的の場所が道路のどちら側にあるのかを確認しておき、多少遠回りになっても、目的地を左側に見る方向から接近するよう、行き方を検討しておくことが大切です。

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